公開講座・対談:「山崎章郎×関野吉晴、死の体験授業~本当に大切なこと~」地球永住計画連続講座「賢人に訊く」(武蔵野美術大学 三鷹ルーム) 2018年4月5日(木)19:00〜

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地球永住計画 賢人に訊く 〜山崎章郎×関野吉晴〜
「死の体験授業~本当に大切なこと~」

2018年4月5日(木)
午後6時半開場 午後7時開始
三鷹ルーム(東京都武蔵野市中町1-19-3武蔵野YSビル6F)
問合せ080-5019-0153

お申込みページ
http://kokucheese.com/event/index/510280/

山崎章郎(やまざき ふみお)
日本の医師、文筆家。 福島県生まれ。1975年、千葉大学医学部卒業、同大学病院第一外科勤務。1984年、千葉県八日市場市(現匝瑳市)市民病院消化器科医長。1991年、聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長。2005年、在宅診療専門診療所ケアタウン小平クリニック院長。

1991年、『病院で死ぬということ』で日本エッセイストクラブ賞受賞。同作は1993年に市川準監督で映画化された。5年間武蔵野美術大学教養文化研究室の特任教授を兼任。
『病院で死ぬということ』主婦の友社 1990 のち文春文庫
『ここが僕たちのホスピス』東京書籍 1993 のち文春文庫
『続・病院で死ぬということ』主婦の友社 1993 のち文春文庫
『僕が医者として出来ること』講談社 1995 のち+α文庫
『僕のホスピス1200日 自分らしく生きるということ』海竜社 1995 のち文春文庫
『家で死ぬということ』海竜社 2012
「私の地球永住計画―本当に大切なもの」 
在宅緩和ケア充実診療所 ケアタウン小平クリニック山崎章郎

 本当に大切なものとは何だろう。今、大切だと考えているものは、本当に大切なものなのだろうか。だが、それが本当に大切なものなのかどうか、どうやって見極めるのだろう。
 私の仕事は在宅ホスピス医である。主に終末期がんで、人生の終わりを住み慣れた在宅で迎えたいと願っている皆さんの、その願いに応えたいと、同じ思いを持つ仲間たちとチームを組み、24時間体制で活動している。
そのような経験から、今の自分を在らしめている人びとも含めた他者との関係性が間もなく終わるのだということを実感し始めた時に、あるいは、自分の力だけではどうにもできない程の人生の危機的状況の時に、本当に大切なものが浮かびあがって来るように思えるのである。かって教鞭をとった武蔵野美術大学での授業の経験も踏まえ、関野さんとの対談を通して、本当に大切なものに迫ってみたい。