
■近況報告■
2008/4/7
インドネシア中央部、セレウェシ島の村々を探訪した。氷河時代、現在のイ ンドシナ、マレーシア、インドネシアが一つになって形成していたスンダラン ドから、黒潮を北上して日本列島にやって来た人類がいたということを実証す るための航海のリサーチをするためだ。今までインドネシアから日本までイン ドネシアの木造船で航海した例は三つある。青森の博物館がインドネシアで建 造した構造船、ボロブドゥールの仏塔の壁面に描かれた船のレリーフを再現し た構造船、そして山本良行氏によるダブルアウトリガー・カヌーによる航海の 三例だ。いずれもエンジンを装備し、駆動して航海が行われた。 今回はダブルアウトリガー・カヌー(両サイドにフロートをつけたカヌー) を使い、エンジンは搭載せず、風の力(帆走)と人力(パドリング)だけで行 う史上初の航海になる。 2万7千の島々のあるインドネシアの中でスラウェシ島を選んだのは、船の 博物館といわれるほどに様々な民族が多様な構造をもった船を作っているから だ。
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関野吉晴
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