9月5日に予定通り極東シベリアから戻りました。 2004/09/09

9月5日に予定通り極東シベリアから戻りました。

7月上旬、モンゴルに向かい、プージェの49日にお参りしました。彼女は今年で12歳、5年前に出会ったとても印象的な少女でした。国道での飛び出しによる交通事故でした。霊前に最近の写真が置いてありましたが、聡明な凛とした顔をしていました。5年前、彼女の母親の49日にも参加させてもらいましたが、悲しい旅の始まりでした。

その後、ブリャートの村を訪れ、しばらく滞在しました。その後、列車でロシアに入りました。ロシアでは極東シベリアをおよそ2100キロ、ほぼアムール川沿いに自転車で移動しました。久しぶりの自転車旅で、最初は道も悪く、四苦八苦でしたが、中盤からは好調で、8月中旬、間宮海峡に到達、対岸にサハリンを見ました。間宮海峡の水は塩気が薄く、濁っていました。アムール川の水が流れ込んでいるからですが、そのおかげで厳冬期に凍ります。来年1~2月に凍った海を徒歩横断し、サハリン西海岸を南下する予定です。今回カヤックでアムール川下流を下り、漁労・狩猟を中心にして暮らしているウリチの村に滞在しました。

次の予定は10~11月にシベリア・サハ共和国の北極圏で、シベリアビッグホーンや野生トナカイを日本のマタギのように巻狩りで行っているエベンの村に行く予定です。

ハバロフスクから青森に飛行機で戻ってくる時、青い穏やかな宗谷海峡が見えました。空から見る限りはとても近いという印象を受けました。来年の夏、ここをシーカヤックで渡る予定です。それまでしばらくシベリア通いが続きます。