インドネシア報告(14) 写真レポート・アウトリガーを取り付ける 2009/1/15
アウトリガーの取り付けは船体から左右に2本出ている腕木とアウトリガーのフロートを結ぶタディという特殊な木が必要だ。マンダール人は自然の中からそれに適した形の木を選ぶ。根がタディにしてくださいと言わんばかりに曲がっている。それを長年植林してきた。
アウトリガーの取り付けは船体から左右に2本出ている腕木とアウトリガーのフロートを結ぶタディという特殊な木が必要だ。マンダール人は自然の中からそれに適した形の木を選ぶ。根がタディにしてくださいと言わんばかりに曲がっている。それを長年植林してきた。
斧、のみで上手に成型していき、タディを作る。
現在は腕木とタディ、フロートを結ぶのにナイロンの太い釣り糸を利用している。私たちは森の中からロタンの蔓をとってきて使った。
ロタンをナイフで丁寧に成形する。
腕木にタディを仮結びする。イジュク椰子の繊維で作ったロープを使う。
イジュクロープで縛った上からロタン弦をきつく縛っていく。
タディの先端部はヤギの皮を敷いた腕木に載せ、ロタンできつく縛っていく。
日本製釣り糸の普及でロタンは使われなくなっている。その利用は老人たちがよく知っている。
最後にタディにフロートをつける。
ロタンの見事な造形。
アウトリガーがほぼ完成した。
アウトリガーを取り付けた縄文号。