新しいグレートジャーニー… 2005/9/15

新しいグレートジャーニー(日本人がやってきた道を辿る旅)北方ルートの最終ステージを終えて、9月26日に東京に戻りました。7月9日にハバロフスク経由でサハリンに入り、冬に間宮海峡を徒歩横・縦断した後の中部、南部をアレクセイ・コノネンコと自転車で縦断しました。最後の65キロは徒歩で最南端クリリオン岬に到達し、8月11日に宗谷海峡を渡部純一郎とシーカヤックで渡りました。稚内まで直線でおよそ60キロを強い潮の流れと向かい風に悩まされながら13時間漕ぎ続けて北海道に上陸しました。

サハリン縦断中、ボストーチヌイ自然保護区、チェイニー島などに寄ったり、北緯50度以南の旧カラフトでは在留の朝鮮人、日本人の人たちに話を聞きました。宗谷海峡を渡った後もとんぼ帰りでサハリンに戻り、やり残しを片付けて帰国しました。

最後に礼文島の船泊遺跡に行きました。私のミトコンドリアDNAを調べたところ、そこの縄文人のミトコンドリアDNAとの共通点が多かったからです。船泊遺跡の発掘品を調べてみると、そのころ既に九州方面や、大陸、サハリンとも交易をしていたようです。